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住宅購入で支払いが家賃を超えてしまう場合の対策
例えば、
社宅のため家賃4万円からローン10万円に。
奥様はパートに出るべきでしょうか?
といった質問をもらうことがよくあります。
話を聞くと、お子さんが生まれてから生活が毎月苦しい状況で、
社宅で家賃が安いことに甘えていたけれど、
住宅購入を考えると支出が6万円増えることにびっくり。
車のローンもまだ100万円残っていることも
苦しい要因の一つという家庭の場合。
チェック1
支出を漏らさずにチェックし、全体を理解する。
まずは支出を書き出してみましょう。
そして、無駄なところ、効率の悪いところを知り、
我が家にあった予算を決めましょう。
生活費はよほどの無駄がない限り、減らさないようにすることが大切。
チェック2
生命保険のスリム化。
多くの人が無駄の多い保険に入っています。
貯金が目的なのに元本割れする学資保険に入っていたり、
その家庭に合っていない過剰な生命保険に入っていたり。
この家庭では学資保険を解約し、解約金(返戻金)を使い、
金利4%で支払っている車のローンを先に終わらせました。
(ちなみに住宅ローンは0.8~1.6%程度)
チェック3
住宅ローンも目先だけでなく、先まで考える。
チェック1,2を実践することで車のローンの3万円、
生命保険の2.5万円の計5.5万円が浮き、
最終的に貯金の5千円と合わせると6万円、
今の家賃4万円と合わせると毎月ローンの10万円の支払いが可能となります。
ただ、これは現状支払いが可能になったということで、
将来的には子どもの教育資金や、老後資金、
住宅ローンの終わり方についても考えなければいけません。
まとめ
家計簿付けも不要!
子どもが未就学の間はお金の貯まらない時期に無理してパートで働くよりも、
家計の効率化と長期プランを立て、タイミングを理解する。
まずはライフプランで、長期の計画を立てることが大切です。
お金を貯めることのできる時期、貯めることのできない時期を知り、
最大の貯蓄、最小の赤字とするために家計をスリム化していく。
この家庭では長女さんが小学生になる2年後から奥さんがパートで働くことで、
出費も最小限、学資の貯金もここから始めても間に合う計画にしました。
またご主人65歳で住宅ローンが完済でき、
日々の生活も圧迫しない貯蓄プランもスタートします。
最初の1-2か月で出てくる問題点は随時修正し、
3か月続けてもらえたらもう大丈夫でしょう。