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ベタ基礎と布基礎って何???
皆さんこんにちは!
住宅購入診断士の田原です!
今回は、聞いたことあるけど意外と分かりにくい??
ベタ基礎と布基礎の違いについてお話致します!
まず初めに、住宅の基礎とは、建物を支える土台部分の事です。
住宅を検討されるにあたって、基礎の種類によってメリットデメリットがございますので、まずは豆知識として知っておきましょう!
《ベタ基礎》
ベタ基礎とは、建物の重みを面で支える基礎です。布基礎に比べてコストはかかりやすい傾向にありますが、建物の重みを面全体で支える為、沈みにくく、耐震性も高めやすいです!
※但し、ベタ基礎全てが耐震性が高い訳ではなく、鉄筋やコンクリートの量が少ない場合はかえって布基礎よりも耐震性が下がってしまう事があります。
また、ベタ基礎は床下が全て厚いコンクリートでおおわれている為、建物と地面が直接接しない構造となっています。その為、地面の湿気による建物の腐食やシロアリの被害を防ぎやすい事も大きなメリットです!
特に、木造住宅の場合は湿気を防ぐことが出来るかは建物の維持管理に大きく関わります!木造住宅で、メンテナンスコストを抑えたい方や、同じ住宅に少しでも長く住み続けたい方はベタ基礎がおすすめです!
但し、寒冷地にはあまり向いていないと言われています。寒冷地では、気温の低下によって地中凍結する事があり、その結果地面が膨張して基礎を押し上げ、建物に傾きが生じたり、大きな影響を及ぼす可能性がございます。
《布基礎》
布基礎とは、建物の重みを点と線で支える基礎です。コスト面では、ベタ基礎と比べて材料の鉄筋やコンクリートの使用量が少ない為、コストが抑えられる傾向にあります。また、ベタ基礎よりも基礎を深く打ち込む為、部分によってはベタ基礎よりも強度を高める事が出来ます。しかしながら、ベタ基礎と比べてやや耐震性が劣る点や、地盤の強さによっては基礎が沈みやすいというデメリットもございます。
※もともと強い地盤の土地やすでに地盤改良を行った土地であれば、コストを抑えつつ頑丈なおうちを建てる事が出来ます!
また、シロアリ被害にあう可能性も布基礎の方が高いです。
布基礎の床下部分は地面がむき出しになっている事も多いです。その結果、地面の湿気が建物に伝わりやすくなり、木が腐食する事によってシロアリの被害に繋がる事も少なくありません。
その為、シロアリ対策(防蟻処理・湿気が逃げる為の通気口を作るなど)や、地熱が伝わりやすい為、冷え対策を行うと良いでしょう!
《最後に》
ここまで簡単にそれぞれの違いをお話致しました。一般的には、布基礎よりもベタ基礎の方が強いと判断されがちですが、布基礎でも基礎の深さや、鉄筋とコンクリートのバランスなどを工夫する事で十分な強度を得る事が出来ます。
布基礎とベタ基礎のどちらが合っているのかは、その土地の地盤の強さ、予算等によって変わってきます。
基礎部分については住宅検討の際に考えられる方は少ない傾向にありますが、どちらを選択されるかによって、これからの未来が大きく変わる部分ですので、自分達にはどちらが合っているのかでお悩みの方は、是非おうちの買い方相談室にご相談ください!
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