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ペアローンと連帯債務の違いとは?住宅ローン選びの基礎知識
こんにちは!
おうちの買い方相談室です☀
今回はお客様から多くいただくご質問のひとつ!住宅ローンについてです!
住宅ローンを選ぶ際、パートナーと一緒に借りる方法として「ペアローン」と「連帯債務」があります。どちらも夫婦でローンを組むことで、借入額を増やしたり、審査を通りやすくするメリットがありますが、それぞれに特徴や注意点があるため、しっかりと理解しておくことが大切です。この記事では、ペアローンと連帯債務の違いをわかりやすく解説します。
ペアローンとは?
ペアローンとは、夫婦がそれぞれ独立して住宅ローンを契約する方法です。両者が借入人となり、それぞれの収入に応じた借入額を設定できます。
ペアローンのメリット
- 借入可能額が増える
夫婦それぞれがローンを組むため、合算した借入額が増える可能性があります。例えば、夫が3000万円、妻が2000万円といった具合に、世帯全体での借入金額を増やせるのが特徴です。 - 住宅ローン控除が2人分受けられる
夫婦それぞれが個別のローンを組むため、ローン控除(税金の軽減措置)もそれぞれ受けることができます。これは、控除額をより多く確保したい家庭にとって大きなメリットです。
ペアローンのデメリット
- 手数料や管理費用が2倍かかる
ペアローンは2つのローン契約が発生するため、手続き手数料や管理費用も2倍になります。 - もしどちらかが支払い困難になると、支払い負担が大きくなる
夫婦のどちらかが支払いができなくなった場合、もう一方が全額の支払いを負う必要があるため、支払いが厳しくなるリスクがあります。
連帯債務とは?
連帯債務とは、1つのローンを夫婦が共同で返済する方法です。主契約者が1人ですが、配偶者も「連帯債務者」として契約に加わります。
連帯債務のメリット
- 借入可能額が増える
連帯債務にすることで、夫婦の収入を合算して審査を受けられるため、借入可能額が増える場合があります。 - 手数料や管理費が1契約分で済む
契約が1つで済むため、ペアローンと異なり、手数料や管理費が2倍にはなりません。 - 住宅ローン控除が利用できる(金融機関や制度による)
主契約者だけでなく連帯債務者も住宅ローン控除を受けられるケースがあり、控除額を増やすことが可能です。
連帯債務のデメリット
- 支払い責任が重くなる
連帯債務では、どちらかが支払い不能になった場合、もう一方に全額の返済義務が生じます。夫婦の収入がそれぞれ安定していないと、負担が増すリスクもあります。 - 金融機関によって対応が異なる場合がある
連帯債務に関しては、金融機関によって取り扱いが異なることがあるため、借入先によっては希望通りのプランが組めない場合もあります。
どちらを選ぶべき?
ペアローンと連帯債務のどちらが適しているかは、以下のポイントを考慮して決めると良いでしょう。
- 借入額の大きさと収入のバランス
借入額が多く、夫婦それぞれの収入が高ければペアローンの方が住宅ローン控除を活用しやすいですが、収入が安定していない場合は連帯債務の方がリスクを分散しやすいでしょう。 - 手数料や管理費の負担
費用面の負担を少しでも減らしたい場合は、連帯債務がおすすめです。 - 将来のライフプラン
子育てや転職などのライフイベントを見据えて、将来的な支払いに無理がない選択をすることが大切です。
まとめ
ペアローンと連帯債務には、それぞれ異なるメリットとデメリットがあります。夫婦の収入状況やライフプラン、そして将来のリスク管理を踏まえた上で、どちらが自分たちの家庭に適しているかを判断するのが大切です。住宅購入は人生の大きな決断ですので、無理のない返済計画を立て、専門家の意見も取り入れながら検討していきましょう。
おうちの買い方相談室では住宅購入に特化したお金の専門家FPも在籍しております。
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