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雨漏りの話し・其の2
梅雨の間に雨漏りネタをもうひとつ。
実は、「おうちの買い方相談室」では新築住宅だけでなく、
中古住宅やマンションの購入及び、それに付随してのリフォームや
リノベーションのご相談も承ることが多いのです。
なので、必然的にリフォームに関わる建築会社さんとも色々なお話しをするんですよね。
そんな数多くのリフォームや補修事例に関わってきた職人さん達から聞いた、
雨漏りに関するお話しを一部ご紹介いたします。
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基本的に住宅の性能はどんどん良くなってきているが、
「これはどうなのかな?」と思ってしまうものもけっこうある。
例えば、最近の真四角なデザインで軒(のき)や庇(ひさし)の無い家。
外壁等も含め見た目はカッコいいかもしれないが、全体的に雨には弱いモノが多い。
補修に行くと「軒先が無いので雨が直接壁に当たってうるさい」と聞くし、
「雨が降ると少しも窓が開けられないし、
外出中に降ってきて窓を開けておいた2階がびしょ濡れ」になってたとも。
また、軒が無いと特に2階は日差しが直で当たって暑くなりがち。
まぁこれら関しては消音材を入れたり、
気密性・断熱性を高めて性能の良い換気システムを入れればそれなりに抑えることはできるけど。
なんといっても屋根の勾配がほとんど無いから雨水のハケが悪く、雨漏りの危険性は高い。
つまりは軒や庇のない家は、直射日光(紫外線)や風雨の影響を直接受けるので、
結果的に屋根や外壁の劣化を早めることになり、
思ったより補修費用がかさんじゃってるよね。
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もちろん、個人的見解も含んでいるでしょうが、
現場を知る人達からの貴重なお話しだなぁと感じました。
また、「昔からある家の形状っていうのは、日本の風土に合った意味のあるモノなんだよね。」
というのも耳に残る言葉でした。
住んでからの「困った!」が無いように、しっかりしたおうち作りのお手伝いさせて頂きます(^^)